コロナで京都のライブハウスやクラブがヤバいらしい件

今、ライブハウスやクラブはその場所が紡いできた歴史とともに消えようとしている。コロナウイルスが収束すれば、またこれまでのように継続できるのに。文化の灯を絶やさないために、京都のライブハウスやクラブが募っているドネーションや物販、クラウドファンディングを一覧にした。

VOXhall閉店

京都で40年の歴史を誇るライブハウス、VOXhallが閉店した。コロナショックの影響でビルの閉鎖が決まったためだ。ライブハウスの自助努力だけではどうにもならないほど、ウイルスの影響が深刻になりつつある。またビジネスモデルの転換が叫ばれる昨今だが、生き残りをかけた変化に乗り出したライブハウスやクラブを悲劇が襲っている。

緊急事態宣言により、配信すらできない

京都メトロが配信機材を揃え、コロナ下でも無観客での営業を模索していた最中、緊急事態宣言の対象が7都市より全国に拡大。無観客の配信は「営業」にあたるとの国の見解が発表された。

様々な方向から音楽業界にダメージを与え、文化が継承されてきた場所を奪いつつあるコロナウイルス。ライブハウスやクラブが続けていくために何か出来ることはないだろうか。

今回はライブハウスやクラブが実施している寄付やクラウドファンディングをご案内したい。

ライブハウス

村八分、ボ・ガンボス、くるり、あるいは中村佳穂…学生の街ゆえの非商業性が独自の音楽シーンを形成してきたと言われている京都。その文化の基盤となっているライブハウスについて。

京都GROWLY

二条にある京都GROWLY。8周年を迎えるこのライブハウスでは、多くのミュージシャンが演奏してきました。上にある音楽スタジオ・アントニオにお世話になっている人も多いのでは。京都の繁華街から外れたところにありながらも、無くてはならない存在。サポートのための物販を行っている。

木屋町UrBANGUILD


たくさんのおいしい料理やお酒もある空間。京都河原町周辺を舞台にしたサーキット型フェス「いつまでも世界は..」で会場になったり…日本では渋谷とここでしかやっていないモンゴルHIPHOPのドキュメンタリー映画の上映会をしたり…面白い試みをしておられる文化空間。

縁が深いシンガーソングライター・折坂悠太もこの件について言及している。

そして支援の輪の広がりの成果として、上記のマスクの第一弾は完売したとのこと。詳細は下記。

料理のテイクアウトを実施中

チャリティTシャツ(GATTACA, GROWLY, livehouse nano, KYOTO MUSE)

GATTACA, GROWLY, livehouse nano, KYOTO MUSE。販売利益が4つのライブハウスに分配されるチャリティーTシャツの販売されている。上記サイトではそれ以外にも多くのライブハウスに分配されるチャリティーTシャツがラインナップされており、ロゴが小さく普段使いしやすいものも販売中。ぜひ一度ご覧ください。

磔磔

2017年には築100年のイベントを行った老舗ライブハウス・磔磔。酒蔵を改装した空間には、忌野清志郎を始めとして、多くのミュージシャンの残してきたサインやイラストが提示されている。ライブハウスの多い河原町界隈でも独特の雰囲気を持ったお店。Tシャツやトートバック・ドリンクチケットの販売を行っている。詳細は上記Tweetもしくは、通販サイト・BASEにて。

また磔磔も存続を賭けたクラウドファンディングを予定中。

拾得

磔磔と共に日本最古のライブハウスと言われ、1973年より営業している拾得。築100年以上の酒蔵を活かした独特の空間は、独自の音楽を発信し続けてきた。支援のため、ドリンクチケットの先行販売を店頭にて実施中。

陰陽(ネガポジ)

20年に及ぶ丸太町での営業後、西院に移転したライブハウス。あのお酒のおいしい空間がこのままでは存続の危機とのことです。素敵なデザインのTシャツやタオル等をCAMPFIREにてクラウドファンディング募集中。

都雅都雅

ライブハウス・都雅都雅でもTシャツや事前チケットをリターンとしたクラウドファンディングを実施中。クラウドファンディングページにはたくさんの応援メッセージが掲載されている。

クラブ

京都は日本最古のクラブであるメトロを筆頭に、独自のクラブカルチャーを築き上げてきた。その歴史の灯と、受け継がれてきた文化を絶やしてはならない。

京都METRO

日本最古のクラブとして、神宮丸太町の駅に続く階段の途中にある京都メトロには国内外のスターが出演してきた。クラブと言いつつ、精力的にライブイベントも開催し、多くの音楽ジャンルにとって重要な拠点となってきた。そのブッキングの強さは、メトロの過去のライブ情報を見ていただければ一目瞭然だ。その歴史の灯をぜひともつないでいきたい。

上記クラウドファンディングではT-シャツだけでなく、1年間フリーパスで入場できるVIPカードもリターンとして用意されている。音楽好きなら絶対に元が取れる…!


「あまちゃんのテーマ」の作曲でも知られる大友良英氏のコメント

WORLD KYOTO

METROと同日にクラブ”WORLD KYOTO”もクラウドファンディングを発表中。今年で19年目を迎える老舗クラブで、これからも踊り続けたい人はぜひ。

West Herlem


木屋町を四条通りから上ったところ、元立誠小学校近くにある、素晴らしいサウンドシステムを持ったクラブ。その極厚な低音に揺らされながら夜を明かした方も多いのではないか。この近年はクラブイベントだけでなくライブも積極的に行い、クラブやライブハウスの多い河原町界隈でも独特の存在感を示してきた。

存続のためにCAMPFIREにてクラウドファンディングを実施中。ドリンクチケットやオリジナルTシャツがリターンとして用意されている。

cafe la siesta

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木屋町にあるゲームバー&カフェ。DJ マスター航太が営む店として、バーでありながら積極的に音楽イベントを開催してきた。ゲームを主体とした面白い内装の中での音楽イベントや、RPGに出てきそうなドリンクを飲みながら良い音楽を聴けるのはここだけ!ぜひ。

京都の音楽施設を支援できるアルバム

京都を代表するインストバンドであるNABOWAとjizueが、リモート政策したアルバム『Sketch』を4/16日にリリース。収益は京都の音楽施設の継続のために寄付されるとのこと。

情報求む

1人で更新しているブログのため、情報が洩れている可能性が高い。この他にも京都で支援を求めている音楽関連のお店があったら、ぜひご一報いただきたい。よろしくお願いいたします。

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