美メロでエモーショナルな男女ツインボーカルの楽曲
人の胸に深く深く突き刺さるような、そんなエモーショナルな男女ツインボーカルの楽曲も紹介していきたい。
幽体コミュニケーションズ「ユ」
京都発ドラムレス3ピースバンド・幽体コミュニケーションズ。2019年結成で「FUJI ROCK FESTIVAL」「りんご音楽祭」など名だたるフェスにも出演した注目株。音のチョイスや配置、歌い方や様々なエフェクト、採用している楽器などにかなりの独自性が感じられる。一方でただ無軌道にオリジナリティがあるというよりは、通底するポップな感覚がそれを見事に束ねているようでもあり、間違いなく今後邦楽おいてキーとなっていくバンドだと思う。
モーモールルギャバン「サイケな恋人」
蓮沼執太フィル「HOLIDAY feat. Moeka Shiotsuka」
ああ、いいメロディだ。総勢15名が参加しているのだが、見事に調和したサウンド。これは確かに、彼らが自らを説明するときに使う、「フィルハーモニック・ポップ・オーケストラ」という表現がぴったりはまる音だ。オルタナティブロック・バンドとして、多方面に活躍しているバンド・羊文学からフロントマンの塩塚モエカがゲスト参加している。普段はどちらかというとオルタナティブ・ロックの文脈の上で聴かれている彼女の印象的な声質が、こういったオーケストラ的な構成とマッチするということも一つの発見だ。
ジャジーに踊れる男女ツインボーカルの楽曲
ジャジーに踊れるってなんだ?思わず乗ってしまうビートやリズム、洒落たコード遣いが印象的な男女ツインボーカルのキラーチューンをご紹介。
Lainy J Groove × 中村佳穂「I LIKE IT」
裏声の使い方がうますぎるこちらの方は、京都を代表する女性シンガーソングライター・中村佳穂。アニメ映画「竜とそばかすの姫」の主演・主題歌でも話題になった。京都で圧倒的なテクニックとセンスで独自のソウルミュージックを作り上げてきた4人組バンド・Lainy J Grooveの楽曲にゲスト参加。反復によって生まれる官能。爆音で聴きたいアーバンで、ソウルな楽曲。
Nao Kodama × Kan Sano「コーヒー・シェイク」
音の位置、それぞれの音の高さ、ぴったりとハマったビートに、主張しすぎないコーラスワーク。全てが調和した踊れる楽曲。プロデューサー集団・origami PRODUCTIONS所属のKan Sanoによる圧倒的なクオリティの楽曲と、Nao Kodamaによるグルーヴィーな歌声のコラボ
青春感がありすぎる男女ツインボーカルの楽曲
楽曲が、誰かにとっての青春そのものってことがある。特に男女ツインボーカルの楽曲は、そうなりやすいのではないか。
YUI×ミゾベリョウ(odol)「ばらの花×ネイティブダンサー」
くるり「ばらの花」とサカナクションの「ネイティブダンサー」がマッシュアップされた楽曲。歌っているのはYUIとodolのミゾベリョウで、これはくるり→YUI→サカナクション→odolと、それぞれの世代にとっての青春が組み合わされた非常にコンセプチュアルな作品と言える。この4つのバンドやミュージシャンたちは、それぞれの世代にとっての青春だった。特にどちらの曲もイントロのリフが非常に印象的なので、その二つが違和感なく重なっていることは、見事としか言いようがない。
HY「AM11:00」
この時代のJ-POPなぜかラップパートありがち。なんだけども圧倒的に歌が上手い。上手すぎる。そしてサビのメロディーがエモすぎる。まさに筆者の世代にとっての青春ソングなのである(超個人的なチョイス)。どこかフォーキーな曲の印象も、彼らのイメージとあっていて、そりゃあ売れるわ…といった感じである。定期的に思い出して聴きたくなる名曲。
Galileo Galilei「青い栞」
邦楽オルタナティブロックにおける男女ツインボーカルの楽曲
人の胸に深く深く突き刺さるような、オルタナティブロックの楽曲をご紹介。
メシアと人人「悪あがき」
Cody・Lee(李)「drizzle」
Cody・Leeは邦楽バンドのリスペクトを積極的に示すバンドだ。Cody・Leeというバンド名もandymoriみたいなことらしい。この「drizzle」でもきのこ帝国『フェイクワールドワンダーランド』「クロノスタシス」「国道スロープ」あたりのオマージュがあったりする。サブカルチャーの良さと、オルタナティブロックの良さがいい感じに混じったような感覚。圧倒的にポジティブなことを言っているサビとサウンドのギャップは、どこか幸福の終わりの気配をはらんでいるようで。
感情に訴えかける曲展開が印象的な男女ツインボーカルの楽曲
曲の展開やハモリが感情をかき乱す。最高な男女ツインボーカルの楽曲をご紹介したい。
矢野顕子/忌野清志郎「ひとつだけ」
とにかく歌詞が良い。そしてそれぞれの特徴的な声質も見事に組み合わされている。二人とも邦楽のトップミュージシャンでありながら、かなり個性的なステージングと歌声である。だからこそ、ストレートに語り掛けるような詞がジーンと来てしまう。人をエンパワーする力を持ったパワフルな名演。
ハンバートハンバート「あたたかな手」
女性ボーカル・佐野 遊穂の明るい声と、コンプレックスや別れをベースにしたような陰のある歌詞が独自の世界観を展開する夫婦デュオ・ハンバートハンバート。アルバム曲である「あたたかな手」では、冬のとある日に別れを迎えた男女の姿が描かれる。シンプルなコード進行に対して徐々に楽器が重ねられていく。後半に3回転調を重ねて音程が上がり、佐藤 良成の男性ボーカル側が主旋律を歌い、佐野 遊穂がもう一つの主旋律を歌う展開は見事。
Awesome City Club「勿忘」
何回聴いても間奏のギターソロが良い。ちょっと独りよがりな感じすら受けるノイジーな爆音は、二人のすれ違いを描いた映画「花束みたいな恋をした」の本質を見事に描き出したように感じられる。そのうえで、男女ボーカルそれぞれがAメロでみせる表現力!すごくていねいに歌われているな、といつも感動する。
ポップで最高な男女ツインボーカルの楽曲
高い作曲・編曲能力で、面白いコーラスワークとポップを両立させている楽曲をご紹介。
KIRINJI「日々是観光」
ポップなのに、なぜかうるっと来てしまう。そんな大傑作。これはKIRINJIにコトリンゴがいた時の楽曲で、作曲をコトリンゴ、作詞を堀込高樹が担当。アニメ映画『この世界の片隅に』では主題歌や劇伴を手掛けたコトリンゴ。彼女のシンフォニックで、どこかエモーショナルな世界観が「日々是観光(=普段の見慣れた景色を敢行者気分で見ていくと、また違った気分になれるよ)」という素敵なメッセージと組み合わされて最高の楽曲になっている。
YeYe「素っ頓狂 feat. BIM」
すごくたくさんの音が、心地よく調和している。これこそポップだ。YeYeの声で今の自分自身を肯定されちゃったら泣きそうになる。中盤ではBIMが短い時間で自分の世界を展開する。ここで一つ展開が加わることで、色々な角度から楽しめる楽曲になっている。
蓮沼執太フィル「Earphone and Headphone in my Head」
正直歌っているパートはごく一部なのだが、しかし非常に効果的に人の声が使われている。音楽の楽しさそのものが、組み合わされた音のシンフォニーで表現されているようだ。大所帯バンドの最高さが感じられる。
多幸感あふれる男女ツインボーカルの楽曲
ハッピーな曲調だったり、音の並びにどこかしみじみと良いなと思える要素があったりする男女ツインボーカルの曲をご紹介
BROTHER SUN SISTER MOON「Heartbreak」
全英詞で楽曲をリリースしてきた兄妹ツインボーカルの3ピースバンド・BROTHER SUN SISTER MOON。多くのゲストを迎えて取られたスタジオライブセッションの動画が最高なので、ぜひ聴いてほしい。日本のバンドとしては極めて珍しいが、明らかに世界に向けて発信されている…!圧倒的な多幸感を持ったこの曲が与えた衝撃は、今後より注目を集めていくと思われる。
片想い「踊る理由」
思わず笑顔になってしまうような、音楽の楽しさを体現しているライブ。レーベルメイトであるceroの高城晶平がゲスト参加したこの映像では、圧倒的に楽しそうな最高の演奏がアーカイブされている。善良である。ハッピーである。男女ツインボーカルというより、男女たくさんボーカルという感じだが、良い。自らを「街の音楽家」という彼ら。とてつもない親しみやすさ。
ザ・なつやすみバンド「GRAND MASTER MEMORIES」
みんな楽しそうに歌ってる。めちゃくちゃ勢いって感じなんだけど、それがいい。言いたい放題、やりたい放題である。過去の自分たちの楽曲の引用から、ほぼ会話の展開だったり、食材を連呼してみたり、突然真面目に歌ってみたり。2022年4月に惜しまれながら活動休止をしたザ・なつやすみバンド。忘れたくないバンドの一つ。
ハンバートハンバート「メッセージ」
ハンバートハンバートとしては決して多くない、ストレートな詞に彩られた曲である。ボーカルを務める佐藤良成はフィドル(=バイオリン)の名手でもあり、そういった側面も惜しみなく発揮された。カントリーミュージックの、ひいては音楽そのものの楽しさを詰め込んだようないつまでも残したいライブ映像。
cero「Contemporary Tokyo Cruise」
やっぱり声が重なるのっていいな、と再確認できる。後にシティポップ・リバイバルの一因となった3rdアルバム「Obscure Ride」を生み出す前、ceroが世に送り出していた牧歌的な曲調の幸せ曲。
邦楽ロックにおける男女ツインボーカルの楽曲
ロックでも異彩を放つ男女ツインボーカルの楽曲。名曲・名演をご紹介する。
AJICO「ぺピン」
活動期間は2000年~2001年、2021年~と非常に短い期間でありながら、フロントマン二人の歌唱力や圧倒的な演奏力で邦楽に金字塔を打ち立てた。どの楽曲も素晴らしいが、BLANKEY JET CITY時代の名曲をセルフカバーした「ぺピン」はそれぞれの声質が絶妙にマッチしており絶品。
N’夙川BOYS「プラネットマジック」
冒頭、80年代感のあるギターから幕をあける「プラネットマジック」は、彼ら独特のLo-Fi感とポップが融合した楽曲。衝撃的なキャラクター性。2011年にメジャーデビューし、本人役として映画「モテキ」に出演するなど知名度を上げていったバンドだが、メジャーは自由度の高い彼らにとっては制約が多すぎたのだろうか。2016年に無期限の活動休止。その後もボーカル二人は「リンダ&マーヤ」という名義で自由に活動を続けている。
SUPERCAR「Lucky」
日本中のロックサウンドが、ハードロック路線から現在のオルタナティブロック路線へと転換していった90年台。青森この在住で活動していたこのバンドは、邦楽ロックの転換期において、変革を担う中核バンドの一つとして活動の幅を広げていった。「Lucky」では彼らの初期~中期の特徴ともいえる海外オルタナティブロックから影響を受けたのであろうサウンドと、ギターポップ的な音楽性を日本語ロックの中で融合させている。1997年の楽曲なのにデーブ・スペクター顔変わらなすぎ。
くるり&ユーミン「シャツを洗えば」
ストレート。一つ一つの言葉が刺さってくるし、不意に訪れるユーミンパートの転調の待ってましたという感じ。その後のギターソロもまーっすぐでいい!くるりとユーミン、それぞれが自由に主旋律とコーラスを行き来する展開は、ハモリの気持ちよさを思い出させてくれる。
ヒップホップの要素を取り入れた男女ツインボーカルの楽曲
ヒップホップは日本に徐々に浸透し、他のジャンルのバンドたちにも取り入れられていった。この項目ではバンドがヒップホップを取り入れた楽曲をいくつか紹介したい。
Dragon Ash「Grateful Days feat.aco,zeebra」
80年代後半産まれの方々にとっては、まさに青春そのものの1曲ではないだろうか。Zeebraによる「東京生まれHIPHOP育ち 悪そうな奴は大体友達」のバースが一人歩きしているが、ACOの高音域が特徴的な歌声と、エモーショナルなビート(いわゆるカノン進行)も素晴らしい楽曲。1999年当時、非常に人気のあった宇多田ヒカルの「First Love」を抑え、ヒップホップ作品として史上初のオリコン1位を記録したことからも、その後に与えた影響が分かる。
クラムボン「波よせて」
原田郁子・ミト・伊藤大助、様々な大型フェスに出演し、ある時は映画音楽を制作し、あるいはメジャーミュージシャンのサポート・演奏・作曲・プロデュースを行い、様々な角度から邦楽を発展させてきた3ピースバンド・クラムボン。彼女たちによる、ヒップホップユニット・Small Circle of Friends代表曲のカバー。ベースボーカルを務めたミトの、囁くようなラップを女性ボーカルと合わせる発想はありそうでなかった。
くるり「琥珀色の街、上海蟹の朝」
結成1996年のベテランバンド・くるり。様々なジャンルを横断してきた彼らが、2016年にラップやヒップホップ的な表現を取り入れたこの楽曲を発表した当時、邦楽はシティポップ・リバイバルの最中にあった。平成の時代になって、不景気の中作られていったシティポップたちへのある種のカウンターとして、ダークな印象をまとった作品である。
ヒップホップの楽曲としてこの作品を紹介することには、もしかすると本人たちも含め不本意なところもあるかもしれないのだが、しかし筆者にとっては印象深い楽曲である。ダークなAメロのラップパートから、サビのきらびやかな上海の光景へと目まぐるしく(しかし滑らかに)変わっていく展開は、流石くるりと言わざるを得ない。
邦楽R&B/ソウルにおける男女ツインボーカルの楽曲
R&Bやソウルのジャンルにおいて、それぞれの個性が掛け合わされたような、印象的な男女ツインボーカルの楽曲をご紹介したい。
宇多田ヒカル&小袋成彬「丸の内サディスティック」
このカバーは痺れる。椎名林檎のソロ代表曲「丸の内サディスティック」は、元々都会的なアレンジが印象的な作品だ。だが椎名林檎トリビュートアルバムで発表された、同期でデビューしたの朋友ともいえる宇多田ヒカルのカバー版は、様々な音がそぎ落とされたクールなアレンジのものだった。そして宇多田と共演した小袋成彬の圧倒的な歌唱力。YouTubeにはダイジェスト版のみのため、ぜひフルで聴いてほしい。
中村佳穂「get back」
京都で驚異的な歌唱力で知名度を伸ばしていたシンガーソングライター・中村佳穂。その後アニメ映画「竜とそばかすの姫」で主演と主題歌を務めることになる彼女が、2018年にリリースした楽曲。アレンジ及び男性ボーカルは、名古屋を拠点に活動するシンガーソングライター・MASAHIRO KITAGAWAが担当。つぶやくような声、震える声など、様々な声を使い分ける表現力で琴線に触れるサウンドを生み出した楽曲。
ディープファン君「Blue」
タイトルの通り、なんとも青い切なさのある楽曲である(ただ、MVはふざけ倒しているが)。ディープなリズムや、感動せざるを得ない心地よいコーラスワーク。破天荒なキャラクター性や圧倒的な演奏力など様々な要素を併せ持った個人的に最強のファンクバンド。このクオリティの楽曲が2023年10月現在で1万回再生に到達してないってマジか。絶対におかしい。みんな聴いてください。
チルなビートの男女ツインボーカルの楽曲
令和になって急激に普及した「チル」の概念。それらを体現する男女ツインボーカルの楽曲をご紹介。
maco marets – L.A.Z.Y. (feat. さとうもか & Shin Sakiura)
ラッパーmaco marets、1995年生まれ。彼が同い年のシンガーソングライター・さとうもか、プロデューサーとして多数の作品に関わるShin Sakiuraと共作したのが「L.A.Z.Y.」だ。ラップや歌はささやくような声で録られ、ミニマルなビートは郷愁を帯びてレイドバックする。純文学を愛するmaco maretsらしい、ひらがな、カタカナ、漢字がいい塩梅に配置された詞も良い。韻よりも手書きアニメと実写が組み合わされたモノクロのMVもグッド。
SUKISHA × kojikoji「表情筋」
チルで黒いビートを生み出してきたトラックメイカー・SUKISHAと、ウィスパーボイスで「BASI feat.唾奇“愛のままに”」をカバーした動画から一躍有名になったシンガーソングライターkojikoji。良曲を多数リリースしている2人のコラボが生み出した、チルな夜の海ソング。
Jinmenusagi x kiki vivi lily「夏は終わらない」
二人の声質のバランスが最高。男女ツインボーカルはそれぞれの声質がかなり重要だが、ハスキーでやんちゃなJinmenusagiの低音ラップと、kiki vivi lilyのやわらかい女声ボーカルは対照的なのに不思議とマッチしている。全てが調和していて、絶妙にきもちいい。
衝撃的なコンセプトの男女ツインボーカルの楽曲
独創的な男女ツインボーカルの楽曲を紹介する。
女王蜂「回春」
あまりにも音域が広すぎて、一人二役で男女ツインボーカルを実現してしまったバンド・女王蜂の楽曲。ボーカルを務めるアヴちゃんは、アニメ映画「犬王」で歌のみならず主演も務めた多才な人物。演劇で複数のキャラクターを演じ分けるような表現力をもって、この高難度の楽曲を成立させている。MVもシンプルに楽曲の凄さを表現しているように感じる。
長谷川白紙 + 諭吉佳作/men「巣食いのて」
Brainfeeder、米国LAでフライング・ロータスが主催する、まさに世界中の音楽好きが注目するレーベルだ。そのBrainfeederに初の日本人として所属したのが、シンガーソングライター・長谷川白紙である。圧倒的な独自性を持った音像、ビート、そして何よりも音の密度。共作で参加した諭吉佳作/menは15歳で10代限定フェス「未確認フェスティバル」で審査員特別賞を受賞し、16歳の時点ででんぱ組.incに楽曲提供をしていた。こちらも圧倒的な才能。
全ての音が奇妙な配置と密度なのに、ギリギリのところでポップにすら感じさせてくるというバランス感。黒澤明的なアスペクト比と色調で諭吉佳作/menが手を探すMVは、独特な読後感が味わえる。
吉田ヨウヘイgroup「ユー・エフ・オー」
「ユー・エフ・オー」というタイトル通りの不思議な、でもポップな要素も持っている曲。イヤホンやヘッドホンで聞いてみると、左右でギターのリズムが違いすぎて面白い。現在では大活躍しているギタリスト・西田修大が参加していたことでも知られる吉田ヨウヘイgroup。ギターなんだけどギターじゃない不思議な音がいろんな場所で鳴りまくってる。
CHAI「ACTION (with ZAZEN BOYS)」
みんな大好きZAZENBOYSと向井秀徳。いまや世界レベルで売れていってるCHAI。まさかのコラボ。ここまでいかに男女の歌が調和しているかを書いてきたが、この曲は本当にそれぞれの世界観がそのまま維持されていて面白い。CHAIがポップなコーラスでイントロを盛り上げた後にいきなり向井秀徳が「夕暮れ空に殺されかかって…!」とかいうのお互いに自己主張が強くて最高。そしてZAZEN BOYSの演奏がタイトすぎる。ギター・ベース・ドラムそれぞれのリズムの絡み方がおかしい。
おわりに
かなりたくさんの楽曲を紹介したので、ゆっくり聴いて行ってほしい。また自分がいい楽曲に出会い次第更新していくので、ちょくちょくのぞきに来てください。それでは。
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