ツインボーカルフェス2020
この投稿をInstagramで見る
独自の世界観を持つ儚いロックを打ち出してきた3ピースバンド・シナリオアートが、2019年に引き続きツインボーカル限定の音楽イベントを開催。
2020/2/2 (日)に渋谷WWW Xにて開催される『ツインボーカルフェス 2020』
まだ出演者は未発表だが、去年の4組より多いとのこと。皆さんは誰に出演してほしいでしょうか?ツインボーカルのグループやバンドについて、いくつかご紹介しよう。
シナリオアート
今回のイベントの主催者・シナリオアート。滋賀から世に出た3ピースロック・バンドで、この「アダハダエイリアン」を聞いていただければわかるように、独自の世界観と技巧的な楽曲、そしてそれらを儚く彩る男女ツインボーカルが特徴的なバンドだ。女性ドラムボーカルというのも珍しい。
静かなギターボーカル、よく喋るドラムボーカル、二人を見守るベースという3人のバランスの良い関係性は、ライブからも垣間見える。タイトさと浮遊感、相反する二つの特徴をまとめたような楽曲にも、そのバランスが表れているようだ。
モーモールルギャバン
京都発・3ピースロックバンド・モーモールルギャバン。儚いオルガンの音色と、柔らかい女声ボーカルが、突如男声ボーカルの熱情に連れ去られる。曲名通りのサイケデリックな音使いと、生粋のライブバンドらしいダイナミズムに満ちた展開。彼らの魅力が詰まった代表曲「サイケな恋人」ぜひとも最後までお聴きいただきたい。
儚さとシュールさという、ある種バランスの悪い2つを組み合わせたモーモールルギャバン。彼らの魅力は、男女ツインボーカルにギターレス3ピース(ドラム・ベース・キーボード)という特殊な編成によって生まれている。混声の良さが感じられるバンドだ。
ハンバートハンバート
夫婦フォーク/カントリーデュオ・ハンバートハンバート。民謡のようにのびやかな女声ボーカルと、フォークに精通する男声ボーカルの心地よい低音。すべての空間を祝祭に変えてしまうような幸せな楽曲から、心の奥底にかかえる欺瞞や矛盾、不安や葛藤を明らかにするような、一度聞いただけでは飲み込み切れない楽曲まで、人生のあらゆる場面で聴いていきたいと思えるデュオだ。
3人の子供を持つ夫婦として、2019年は平日しかライブをしない(自分たちやスタッフが子供の運動会などへ行けるよう)、という画期的な試みをしたことでも話題になった。子供を思って書いたのかな?と思える楽曲も多い。ハンバートハンバートも独自路線を進んでいる。
メシアと人人
京都発のツーピース・ツインボーカルバンド。やけっぱちのような男声ボーカルが語る言葉が、胸に突き刺さる。息の詰まる苦しさの中で、美しい悪あがき。最小の編成だからこそ、ストレートに、心が伝わってくる気がする。Lo-Fiなサウンドには、海外オルタナの影響も強く見て取れるが、この力強さやある種の身近さに、かなり強い個性を感じる。
BROTHER SUN SISTER MOON
大阪発・兄弟混声インディポップバンド・BROTHER SUN SISTER MOON。まだ音源未リリースの状態ながら、Synchronicity ‘19やNEWTOWNなどの都市型イベントにブッキングされ、徐々に知名度を上げつつある。兄弟でツインボーカルというだけでもすごいのに、どちらも個性的な声である。国外のインディポップを下敷きにしながら、高いレベルで完成させている。まだ動き出したばかりだけど、先が楽しみなバンドだ。
去年の出演者は?
この投稿をInstagramで見る
ツインボーカルフェス2019の出演者がこちら。先述したモーモールルギャバンに加え、
ポップでキャッチー、カラフルなエンターテインメントを実現してきた5人組ロックバンド・東京カランコロンと、
ダンスビートと優しい歌声が特徴的なシティポップバンド・Special Favorite Musicが出演。
おわりに
この投稿をInstagramで見る
こうして見てきたように、ツインボーカルのバンドやグループは、声以外にも色々な個性を持っているようだ。であれば『ツインボーカルフェス2020』は、様々な音楽性の混ざり合う、カラフルなイベントになることは間違いない。King Gnuとか、今きたらやばいだろうな。
なんにせよシナリオアートのファンとしても、ツインボーカル好きとしても、イベントの成功を願っています。皆様のおすすめツインボーカルバンドやグループについては、下のコメント欄にお願いします。それでは!
コメント
チョコレートちょうだい
Magic, Drums & Love
Youmentbay
YOKOYURE
AOI MOMENT
立ち耳スコティッシュフォールド
とか観たいです。
やはり、元祖の男女ツインボーカルは、バービーボーイズ。
それを忘れたらいけません。
男女の掛け合いでは超えるものは未だ出てきていない。