寝待月のショーとは
出演アーティスト日割り発表です!
追加キャンプサイト券も間も無く完売!<公式サイト>https://t.co/1qaWgiAA4C#寝待月のショー pic.twitter.com/ezKEPPxYYr
— 寝待月のショー2018.8.18-19 (@nemachizukishow) 2018年7月15日
寝待月のショーは、滋賀県大津市の桐生キャンプ場で毎年8月に行われている音楽イベント。2日連続開催でキャンプを楽しむことも出来るフェスと言えば、多くのイベントに当てはまる。
そういうアウトドア系フェスの中でも、寝待月のショーは独特の魅力を持っている。それを少しでも伝えられたらと思う。
ステージは3つ
寝待ち月のショーには3つのステージがある。GRAND/ROYAL/MOONRISEという名前が付けられていて、それぞれ大きいステージ/小さいステージ/DJブースとなっている。画像はその中のメインステージ。
小さく思わないだろうか。このサイズなら他のフェスではありえない近さでアーティストを見ることが出来るのだ。俺は今年、手が届く距離でbonobosを体感した。
画像は8/18に出演したYOKOYURE。Vo.aquvidivivadooがステージから降りて客に大接近しながらライブを行った。アーティストに親しみを覚えられるほどの距離の近さが魅力だ。彼女たちもめちゃくちゃカッコいいので聴いてみてね。
ROYAL STAGE
メインがあのサイズだから、他のステージはもっと小さく、もっと距離が近い。画像はROYAL STAGEで演奏した、ウッドベースを弾きながらラップするNAGAN SERVERの様子。このステージ、音がバカでかい。さすが森の中だけあって遠慮がなく、音の圧が内臓まで揺らしてきた。
MOONRISE STAGE
DJブースはこんな感じ。どのステージも植物に彩られていて素敵だ。様々なジャンルの音楽が流され、踊り狂う大人と叫ぶ子供がグルーヴを生むカオスな空間だった。
なんと2日通し券を買えば22:00~27:00にここで開催されるオールナイトDJイベントにも参加できる。キャンプをしながら一晩中遊べるフェスなのだ。
フェスごはん
フェスの第2の楽しみと言えば食べ物。数では大型フェスには及ばないだろうが、個性的な店の出店が目立っていた。
こちらのお店ではジビエのカレー(猪/鹿/鴨)を出していた。ビックリするくらい美味かったですこれ。山の中のクオリティじゃない。
あとこのプリンやさんでは、まさかのチャイプリンアイスと初遭遇。これから先チャイプリンを見つけたら買い占めてしまいそうな美味しさだった。
ただの日記みたいになってしまったが、この他にも地産地消グルメとして、近江米の塩おにぎりや近江牛のモツ煮込みなんかも出ていたし、まさかの沖縄からの出店でゴーヤーチャンプルーも売られていた。
のんびりした空気
そして寝待月のショーが持つ最大の魅力は、スローに流れる空気だ。開けた空間がない落ち着く森の中で、ゆっくりと時間が流れる。子供が川で泳ぐのを眺めながら、チャイプリンを食べつつ清水で足を冷やした。
子供の装備がガチすぎて笑ってたけど、何人も浮き輪とか持ってきてて楽しそうだった。小さな子供でも足が付くところから、大人の胸ぐらいの深さまである幅広い水辺。川のど真ん中に椅子を置いても怒られないフリーな空間だった。
ライブも立ってみる人が6割、座ってみる人が2割、寝転がって見る人が2割という空間のゆるさが素敵。yeyeバンドの田中成道さん水着でライブしてたけど、ちゃんとあの後泳げたんだろうか。
ブッキングも独特
関西を中心に、独特なチョイスでアーティストを呼んでいる。例えば両日出演のアマゾン松田。
全ての動画の再生数を足しても1万回いかないくらいの知名度なのだが、生で見てみるとめちゃくちゃ良かった。アコギをタッピングしながらエモーショナルに歌うテクニカルなスタイルを、時にはタイトな、またある時には祭囃子のようなドラムのビートが支えていて面白かった。
しかもイケメンだった。
こんな感じで予想外に良いアーティストと出会えるので、毎年出演メンバーの中に知らない人がいたら検索してみるといいかもしれない。今回のブッキングにすごくセンスを感じた。
どれくらい人が来るか
メインステージの立ち見の具合はこんな感じ。この時はbirdが演奏していたので、他のアーティストよりも多かった気がする。
魅力・情報を書いてきたが、ここで注意点も書いておこう。
注意 南草津シャトルバス乗り場
JR南草津駅からシャトルバスが発車して20分程度で会場に着くのだが、このシャトルバス乗り場が非常にわかりづらい。なぜか街路樹にビラとA4サイズの案内板がテープで貼ってあるだけなので、迷い人が大量発生していた。迷ったら近くの木を重点的に探してみてほしい。
シャトルバスの本数も非常に少なく、時刻表で狙い撃ちも出来ないので、下手したら30分くらい待つことになる。時間に余裕のあるスケジューリングで臨もう。ちなみにバスの料金は500円なので、タクシーという手もありかもしれない。
注意 スマホの充電/ライト
夜は遅くとも8時にはメインステージが終わるフェスで、お店エリアとDJブース以外は照明が消える。キャンドルライトぐらいしか明かりが無くなるのだが、実はこの照明のあるエリアからシャトルバス乗り場まで、10分くらい暗闇の中を進まなければならない。
誘導のスタッフさんが立っているが基本自力なので、スマートフォンはライトが使えるように充電しておこう。地面には車をスピードダウンさせるためのゴム板が垂直に突き刺さっていて、ライトがあってもつまづく。注意が必要だ。
注意 トイレ
ステージの近くにトイレは2カ所しかなく、ボットン便所なのでデリケートな人は携帯ウォシュレットを持ってくるべし。また手洗いの水も貯水式で切れていたりするので、ウェットティッシュも必携だ。
注意 帰りのシャトルバス
帰りのシャトルバスはなかなかやってこず、バスのサイズ的にも心が折れそうになるが、路線バスが立ち寄って客を収容していた。料金は430円で、南草津の隣のJR草津駅まで運んでくれる。ただし満員になるので、酔う方は自家用車か送迎タクシーが無難かもしれない。
おわりに
滋賀で絶賛成長中のフェス、寝待月のショー。行こうか迷っている方の手助けになれたら嬉しい。それでは、またあの森で会いましょう。
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