「エモい」という言葉が流行り、そして今は廃れました。便利な言葉だったんですけどね…。
僕の中では、胸の奥が熱くなるような静かで力強い感動を指す言葉です。言葉の力を感じられるような「エモい」ミュージシャンたちを、今回は6組ご紹介したいと思います!
マイアミパーティー
自分と1対1で向き合う時間、それが「夜明け前」です。この曲では誰もが経験する深夜の自問自答をテーマにしています。
1:10~一重についての歌詞、ものすごく繊細な感性ですよね。そしてこのギター、2つの音色が僕たちの心を揺らします。リズムが複雑なのもいいですね!
聴き終わったころには、かなり力をもらえているのではないでしょうか!
マイアミパーティーについて
札幌の4人組バンドですが、都内・全国でも活躍されているようです。
こんな感じの人たちなのです。こういうバンドのライブにありがちな感情のごり押しじゃなくて、ちゃんと歌が上手くて、言葉が一つ一つ聞き取れるのが良いですよね!ぜひライブで見てください!
精力的にライブをしているみたいですよ!
bacho
最高。あまりの力強さと切実さと泥臭さにお腹の底の方が熱くなります。
特に2:30~からの展開。熱いです。自分にも当てはまってしまう歌詞なのでつらい所もありますが、明日につながるストレートな歌詞です。
本当の仲間と出会いたいですね。
bacho(バチョウ)について
兵庫は姫路の4人組ロックバンドです。もう活動16年のベテランバンドなのです。
これもとてもいい曲なのでぜひ、どんな人たちがやっているのかもわかると思います。バンド名の由来は三国志の武将・馬超だそうです。
絶対熱いので行ってみてくださいね!
倉橋ヨエコ
バンドじゃない、反則。なのですが音がバンドサウンドなので許してください。
でも飛び出していこう
待ってる人はいないけど
泣き止んでみたら 外はもっと雨
そんなもんだろう引用:今日も雨/作詞・作曲:倉橋ヨエコ
切ない歌詞です。ここまでの情緒を作り上げられるシンガーソングライターは少ないですよね。本当にすごい!ものすごく切ないのに、究極的には前向きな歌なのが感動します。
倉橋ヨエコについて
倉橋ヨエコは愛媛県出身のシンガーソングライターです。
2008年に音楽活動を完全に引退、一度生で聴いてみたかったです…。
サンボマスター
サンボマスターは知ってるわい!という方も多いと思いますが、このフジロックでの「美しき人間の日々」の映像を見ていない方がいらっしゃったら、ぜひ見てください!
演奏がわけわからないくらい上手くて、MCが理解の及ばないくらい熱い。最高です。邦ロックの歴史に残るライブ映像だと思います。
サンボマスターについて
東京で産声を上げた3人組バンド。3人の出身はバラバラです。Vo.山口はメッセージを叫ぶことが多いので、歌詞をそのまま歌うことは少ないんじゃないでしょうか。ぜひライブで見てほしいです。
認知度からしたら破格のチケットの安さだとおもいます。SOLD OUTも多いのでお早めに!
eastern youth
この強烈なざらつきと、男臭さ。日本オルタナの初期から活躍する大ベテラン、eastern youth(イースタン・ユース)です。
泣きながら産まれてきた俺達
意味なき故の価値に輝いて
訳も分からずただ歩き出した
訳も分からずただ喋り出したいつしかその涙は否定され
それからその泣き声も奪われた
意味なき故の価値を見失い
価値なき故の意味なき命か街の底/作詞・作曲 吉野寿
感情を射貫いてくるサウンドに乗せられるのは、希望のない現代を生きる、人々の闘争の姿です。
Eastern Youthについて
札幌で1988年(!)に結成した3ピースのオルタナティブ・ロックバンド
本当にカッコいいです。NUMBER GIRL向井秀徳をはじめ、邦ロックに与えた影響は計り知れません。
bloodthirsty butchers
eastern youthと並び立つオルタナの巨塔、bloodthirsty butchers(ブラッドサースティ・ブッチャーズ)。元NUMBER GIRLの田渕ひさ子は、ここでもオルタナティブなサウンドを鳴らしています。
今日ご紹介した他のバンドよりは、わかりにくいかもしれません。ピンと来なかった方は一度ブックマークしていただいて、また3日後聴いてみてください。きっとあなたの元にも彼のメッセージは届くはずです。
bloodthirsty butchersについて
1986年に活動を始めた札幌のオルタナティブ・ロックバンド。日本にオルタナが最初に根付いたのが札幌でした。
Gt.田渕ひさ子の夫であり作詞作曲を担っていたVo.吉村秀樹は、2013年に46歳の若さで死没。上記「デストロイヤー」を含むアルバム『Youth(青春)』が遺作となりました。
彼が残した魂は、今も多くのロックバンドに引き継がれています。
slasa
下北沢を中心に活動する3ピースバンドsalsa(サルサ)。3人だからこその濃密な音像、その重さが絶妙に歌と噛み合っている。アウフヘーベン・ロックンロールを名乗っているのもカッコいい、そのニュアンスはわからないけれど。
おわりに
ここまで6組のバンドをご紹介してきました。力がもらえるバンドを厳選したつもりです!
マイアミパーティー,eastern youth,bloodthirsty butchersは札幌のバンドでした!ヒップホップの伝説、 THA BLUE HERBを育んだ土地でも有ります。すごいところなので注目してみるのもありかも?
また今回紹介しきれなかった良曲もたくさんあります!
良かったらそれぞれを掘り下げて聴いてみてください!それでは!
ちょっと関連記事

コメント