京都の大天才、中村佳穂は聴いておくべき

数々のミュージシャンが絶賛し、2018年11月にレーベルを設立する、京都発の天才シンガーソングライターに迫る。
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中村佳穂

パワフルな声とピアノ、即興性の強いライブで名を馳せるシンガーソングライターだ。学生時代からくるり・スチャダラパーBOSE・高野寛・スティーブエトウらと共演し、様々なミュージシャンの称賛を浴びてきた。

これが売れなきゃ嘘だと思える、素晴らしい才能の持ち主だ。2018年に大躍進を遂げた彼女は、インディーズ界隈でも必聴のミュージシャンといえるだろう。その魅力や経歴について書いていく。

即興のライブ

中村佳穂 「夜のダンス」 / BLUE MOON ORCHESTRA vol.1

中村佳穂のライブはほとんどが即興だ。CDに収録されている音源版「夜のダンス」には、この歌詞もリズムも無かった。その場で新たな音楽を生み出しながら、ライブを行っているのだ。急に「今夜はブギーバック」が始まるのも熱い。

10回以上ライブに行ったけど、同じリズムで曲が始まったことは無い気がする。毎回即興でアレンジしてくる。弾きながら歌えるだけでもすごいのに、アドリブなのだ。もう一つ「夜のダンス」を見てみよう。

中村佳穂 with スティーヴ エトウ 『センチメンタルナイト/夜のダンス』

6分11秒~から。前の曲からさらっと繋がっていて気持ちいい。この2つの動画を比べてもらえれば、中村佳穂の即興演奏のすごさが分かってもらえるだろう。

手前で段ボール叩いてるおじさんはスティーヴエトウ。吉川晃司や藤井フミヤなどのサポートをするようなベテランパーカッショニストだ。中村佳穂の才能に惹かれ「報酬は将来でいいよ」とライブに出ているらしい。誰もの心を射止める歌ごころが、無名ミュージシャンの元に邦楽を築き上げてきた重要パーカッショニストを招来したのだ。

MCと歌の境目が無い

たとえば今見ていただいた動画。8:30~からスキャットをし始めたなと思ったら、曲の中でMCであり歌でもある、即興を始める

「なんで僕は お金を払ってまで 東京で 歌ってるのだろう」といって歌う理由を語り始める中村佳穂。このMCと歌の境目が無い独特のスタイルはAl Jarreauから影響を受けたものだそう。

Al Jarreau 1976 -Take Five

YouTubeが出てきたときに音楽好きの母親が大喜びして、私にいろいろと見せてくれたんですけど、そのなかでいちばんハマったのがアル・ジャロウのライヴ映像。喋りから急に“Take Five”に入っていくのを観て、〈ヤバイ!〉となり、高校のときは何百回と観ました。

引用:Mikiki

何を合図に曲が始まったのか全く分からない超絶演奏。中村佳穂のR&B感の源流はこのあたりにあるのだろう。

著名ミュージシャンからも注目

中村佳穂が有名になったのは、くるり岸田が自身の主催するイベントの共演者として、彼女を指名したことがきっかけだった。

どうやら京都の名スタジオで中村佳穂の音源と出会ったらしい。彼女の歌とピアノは、有名ミュージシャンたちの心を一撃で仕留めてきた。次のページでは、そのあたりについて書いていきたい。

コメント

  1. […] 京都精華大学に在学していた当時から注目を集めていた、92年生まれのシンガーソングライター、中村佳穂。前作からおよそ2年半ぶりにリリースされるニュー・アルバム『AINOU』からのリード・シングルが、チャートにランクインされました。 […]