盆踊りのミクスチャーが、日本魂を揺さぶってくる

盆踊りは魂を揺さぶる。あの音が遠くから聞こえるだけでもちょっと楽しくなるし、爆心地なら勝手に体がリズムを取ってしまう。日本の夏の風物詩である盆踊りだが、実は色々な音楽と融合を果たしている。そしてそのどれもが、リズムに重点が置かれた音楽になっていてカッコいい。いくつかご紹介しよう。
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この世賛歌/TURTLE ISLAND

ジャンル分けできない音楽。それぞれが自分のバックボーンを持ち寄って、盆踊り会場に集結したみたいだ。

たくさんのリズムが重なっていて、強制的にノラされる。こんなん夏フェスとかで聴けたら最高だよな。あのライブ会場を蠢くワラの船みたいなやつがなんなのか知りたい。

半透明少女関係/ZAZEN BOYZ

有名どころでこの手法を使っているのは、ZAZEN BOYZだろう。元NUMBER GIRL・向井秀徳率いるバンドで、リフに和の音階が使われていることも多い。

「半透明少女関係」ではじわじわ祭りっぽい雰囲気が高まっていき、5:15~で完全に盆踊りになってしまう。

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そのリズムに乗せられるのは盆踊り的歌唱ではなく、向井秀徳独特のラップである。彼がいたらどんな癖の強い音楽も「ZAZEN BOYZらしさ」として昇華されてしまう。何と混ぜても薄まらないほど個性が強いのだ。

マツリビートの応酬で、ステージ前はみんな踊り狂っている。夏フェスと盆踊りは親和性が高い。どっちも踊りに行くもんだからね。

金属音×民族

金属を殴ってるみたいな向井のギターは、盆踊りと不思議に相性が良い。思えば彼はNUMBER GIRL時代から、その方向性を模索していた。

ラストアルバムの名前は『NUM-HEAVYMETALLIC』意識的に融合を目指していたことが伺える。公式の謳い文句もその路線を押し出していた。

今までの鋭角サウンドにプラスして、祭囃子的ビートやダブなどのアプローチでバンドの新しい方向性・新機軸を打ち出した3rdアルバム

引用:universal-music.co.jp/

このアルバムがどう考えても一番狂っていた

Heart Dancing (あいらびゅ音頭)/角松敏生

シティポップ界の巨頭も、盆踊りのビートを使った曲をリリースしている。

37:41~から始まる「Heart Dancing(あいらびゅ音頭)」という曲だ。ちゃんとシティポップになっているのが最高。

AFTER 5 CLASH
角松敏生
BMGビクター

ジャケットに盆踊りの要素が一切無いのがいい味出してる。

ナニャドヤラ/人間椅子

これはちょっとテイストが変わって、青森の盆踊りをメタル化した楽曲。

土地の老若男女が夜を徹して踊りながら歌い、この晩だけは普段思い合っている男女が夜陰にまぎれて思いを遂げることを許されていたという。

引用:Wikipedia(ナニャドヤラ)

なんとも強烈な元ネタなのでついていけない所もあるが、この不穏さはカッコいいと思う。特に途中に挟まれる展開がイカツイ。

いってみよう/馬喰町バンド

馬喰町バンドは、ほぼすべての曲が祭囃子ビートに聴こえる。しかも太鼓と弦楽器は自作らしいしすごい。どこにもないのに、いかにもあったみたいに聴こえる民俗感、彼らの研究の賜物なんだろうな。

もう一曲ご紹介

最初に映っているのが自作の太鼓。このサビの祝祭感はなかなか出せない気がする。沖縄とかで語り継がれてそう。

遊びましょう
馬喰町バンド
HOWANIMALMOVE

ジャケットもめっちゃ良い。作り上げられた民族感。

追記:FUCK YOU音頭/Sunny Day Service


森道市場2018で聴いた曲。大雨警報が出てるなかで、水に殴られながら踊った思い出になった。本当にキレキレで、彼らの歴史に残るライブだったんじゃないかな。

おわりに

盆踊り×○○、という音楽の魅力を伝えたくてこの記事を書いた。

最近はこういう間接的な形じゃなくて、ほんとに盆踊りとして若者が集まるのも流行ってるらしいから、時代が彼らに追いついてきたのかもしれない。

これは六本木で行われたイベントの動画。

また夏フェスで、祭囃子ビートに踊らされたいと切に願う。ああ踊りたい、狂いたい。それでは。

追記:赤塚不二夫の命日にバカ盆踊り

赤塚不二夫の命日である8月2日と、その前日の1日に東京・恵比寿ガーデンプレイスにて[フジオロックフェスティバル2018]が開催されるそうだ。

落語と音楽の融合を歌ったイベントの中、「バカ盆踊り」なる企画が行われるそうな。恵比寿ガーデンプレイスに櫓を組んで踊りまくるらしい。

あまちゃんのテーマを作曲した大友良英が、「フジオ音頭」なる新曲を用意しているらしい。実験音楽からポップスまですべてこなせる人なので、どっちに振ってくるのか楽しみ!

「バカ盆踊り」はどちらの日程でもやっているみたいだから、お近くの方は様子を見に行ってね。もしよかったらコメントで様子を教えてくれるとうれしいな。それでは。

2018年5月24日 追記

追記:浅草ジンタ

Jazz×Matsuri Beat。洒落ています。サビや間奏の強烈なお祭り感が最高です。サイドカーにアンプを積み込んで、路上ライブもやっているそう。まさに現代のチンドン屋。

浅草ジンタ(あさくさジンタ)は、日本の民族遺伝子を音にジャンルの枠を超えて、大胆に新時代のロックとして昇華させたロックバンドである。

引用:Wikipedia

なんと命名は笑点でおなじみの三遊亭小遊三!伝統的なところと密接に関わっているバンドです!

追記 2018年6月29日

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