過去と現在を行き来する切ない恋の歌【マリーゴールド/あいみょん】

紅白歌合戦でも披露されたあいみょんの代表曲「マリーゴールド」、その歌詞を解釈して見えてきた切ない感情とは?
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紅白歌合戦で披露された

「マリーゴールド」は紅白歌合戦で披露されたあいみょんの曲。去年の8月にリリースされた夏のラブソングで、麦わら帽子の後ろ姿をマリーゴールドの花びらに例える情景豊かな楽曲だ。過去と現在を行き来する歌詞を解釈する。

風が呼び込む記憶

あいみょん マリーゴールド 歌詞
あいみょんの「マリーゴールド」歌詞ページ。「マリーゴールド」は、作詞:あいみょん、作曲:あいみょんです。

Aメロ、Bメロと歌詞を読んでいくと、生活の中で悩みはたくさんあるけど、恋人によって自分をポジティブな方向に持っていけていることがわかる。そんな当たり前となってしまった恋人との生活に、思いを馳せるきっかけになったのが「風」だった。

2人はあの日の夏へ

サビでは風が吹いていたあの夏の記憶が再生される。恋人たちは振り返っている、付き合ったばかりのあの夏を。風が揺らすマリーゴールドを。空のように青かった自分たちを。その頃二人とも持っていた情熱を。

変わってしまった関係

2回目のAメロ、二人が一つだったあの夏と違い、自分は恋人に対して言えない不満が積み重なっている様子。でも怖くて言えない、その理由はBメロで明らかになる。好きすぎて嫌われたくないから、自分の本当に思っていることが伝えられないのだ。

サビで季節は流れて晩秋。現在も二人は愛しあっている。キスすらためらう初恋の頃とは違っていて、二人の関係が進んでいることがわかる。

言えなかったこと

Cメロでは言えなかったことの一つが明らかになる。それは君への強い想いだった。相手がもしそう思っていなかったら…という怖さ。心が強くない自分は、相手に確かめることはできず、ただ祈るばかり。切ない。

一見すると噛み合っている2人。しかし自分は離れても繋がっていたい、君は離してほしくない、という考えなので若干ズレていることがわかる。もしも自分が遠くにいくことになっても、この関係は続くのか?そういった不安が心をかすめる。

日本的感性

愛しあっていながらも、どこか関係が変わっていってしまう切なさを歌っているのが「マリーゴールド」だ。その気づきを与えるのが、あの日と同じ「風」だった。細やかな情感を季節や風景で描写するあいみょんの感覚、素晴らしい。これはもうJ-POP版の和歌だ。

おわりに

マリーゴールドは色によって花言葉が違う。「変わらぬ愛」「濃厚な愛情」「信頼」「嫉妬」「生命の輝き」などなど。どの言葉もこの曲の解釈に使えるけど、その意味は大きく変わってしまうだろう。

だからこそあなた自身の解釈で「マリーゴールド」を聴いてほしいと、あいみょんは語っている。多様な解釈が可能であることで、あなたが今感じていることに寄り添える曲に仕上がっているのだ。夏も冬も、この曲があなたと共にあることを。それでは。

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