音楽と政治の接近は善か悪か?
そもそも音楽は政治的であるという話は、色んな所で言及されていると思います。長くなるので省きますがロック・レゲエ・ヒップホップなどは特に、体制を批判する曲を発表してきました。
ビートルズやジミヘン、ボブ・ディランは反戦を歌い続けてきましたし、日本でも忌野清志郎やTHE BLUE HEARTSの二人は反核ソングを何曲も書いていますよね。
確かに政治的な発言をしないことをポリシーとし、芸術やエンターテイメントに専念するミュージシャンもいます。しかし視点の多様性を与えるという意味では、政治的な発言はあっても良いのではないかと思うのです。
もちろん若者がミュージシャンへの崇拝から、特定の思想に染まってしまうのは問題ですが、それも政治について考えるチャンスを与える機会だと思います。
(筆者も小学生の時に美味しんぼを読んで左翼になっていましたが、政治に興味を持つきっかけになったんじゃないかと思います。)
病んでいる世の中、両極化する人々
もっと良い世の中にしたいという視点が、今のネットでは欠けているような気がしています。
2014年にサッカーの応援ソングとして「NIPPON」という曲をリリースした椎名林檎は、数多くの批判を浴びてこう語っています。
でも、いま大戦中でもないのに、人に「どっちなんだ!? 右なのか、左なのか」と問うこと自体、ナンセンスだとは思います。[…]踏み絵ですよね。完全に。
引用:withnews.jp
彼女が語るように、誰が右か左かなんて重要じゃないと思うんです。そもそも多くの人は右と左、両方の考えを持っていて、その中で世の中どうしたら良くなるのか…ということを考えていると思うんですよね。
どんな事柄にも功罪を見つけて冷静に判断していくべきで、右寄りだ左寄りだって感情的に叩いてたら何も進まないんですよね。
野田洋次郎の「誰の思想も排除したくない」という考え方には賛同です。やり方が荒っぽすぎるし、効果があるかも微妙なので、方法としてはあまり賛同できませんが…。
ワードチョイスとか尖りすぎですよね…「御霊」て。なんか「魂」とごっちゃになってないかな…。
「僕は思想ないですよ」って語るのは無理がある気もしています。これ、完全に一つの思想でしょう。
おわりに
というわけで僕の考えを書いてみました。これも政治的な主張になっちゃうのかもしれませんが…。
なんかこの曲、保守派に利用されてしまいそうな予感もしていてかなり危険です。言いたいことはわかるけど手法がな…。
RADWINPSがHINOMARUといふ曲を発表して、さまざまな反響を呼んでゐるみたいです。
『國の防人』編集部は彼らのさらなる日本への回帰を応援いたします。
ちなみに、バンドメンバーの親族が本誌執筆者です。#HINOMARU— 『國の防人』編集部 (@kuninosakimori) June 9, 2018
※ヤバイやつに目をつけられた例、綴り間違ってて部外者感が増しています。
それではまた。
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