泣けるライブをするパンツ1丁のハゲ?クリトリック・リスの魅力を野音ワンマンのレポと共に紹介

「パンツ1丁のハゲたおっさん」という風貌ながら、ライブをする度にフロアに謎の熱狂と感動をもたらすクリトリック・リス。
そんな彼が50歳にして初めて日比谷野外音楽堂でワンマンライブを行った。
今回は日比谷野外音楽堂での初ワンマンライブのレポートと共にクリトリック・リスの魅力を紹介したい。
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クリトリック・リスって何者?

クリトリック・リスとはスギム1人による音楽ユニットである。
(T.M Revolutionの西川貴教と同じユニット構成になっている。参考程度にしてほしい)

クリトリック・リスはパンツ1丁のハゲたおっさんという、いかにも怪しげな風貌だが、2017年にメジャーデビューも果たしている立派なアーティストである。

どうやってクリトリック・リスは生まれたのか

スギムは元々広告会社で働くサラリーマンだった。
しかし行きつけのバーでバンドを結成した際、バンドメンバーがライブ当日に全員バックれたので、やけくそでパンツ1丁でライブをしたそうだ。
この出来事によってクリトリック・リスという孤高のアーティストが生まれたのだ。

その後、会社員と二足わらじを履いて音楽活動を続けていたが、2012年についに脱サラ。
クリトリック・リス1本で活動することになり、年間200本以上のライブをこなすようになる。

そして、2017年には加茂啓太郎氏に見出されて、まさかのメジャーデビューまで果たした。

代表曲「バンドマンの女」

彼はサブステージの王様。フェスには欠かせない存在

そんなクリトリック・リスであるが、彼は「サブステージの王様」という異名を持っている。

まずは昨年開催された下北沢sound crusingのタイムテーブルをみてほしい。

 

上の画像で赤い四角形で囲われている箇所をみてほしい。

ご覧の通り、同じライブハウスに何回も出演している。

ちなみにクリトリック・リスが出演しているライブハウスは会場全体の中でもサブステージとして捉えることができる規模の箱だ。

何度もサブステージに出演させられることから、彼のサブステージというフィールドでの存在感が伺えるだろう。

次に見放題2018東京のタイムテーブルもみて欲しい

なぜかサブステージのトリを勤めることだけが先立って告知されている。

サブステージのトリを飾るだけでなく、何かが起こるような雰囲気を醸し出されている。

ちなみにライブ自体は以下のような感じだ。

実際に現場でライブをみているとハチャメチャで独特の盛り上がりを見せているが、ライブを見るにつれて、どこか心にエモさが残っていく。

最初にスギムを「ハゲ」と煽っていた客も次第にエモくなっていき、会場全体が一体となるのだ。

これこそ、サブステージの王様、クリトリック・リスのステージである。

もちろんフロアも異様な盛り上がりをみせているし、なぜか感動させられる不思議な空間だ。

それゆえに一定のファンからも愛され、フェス主催者たちも厚い信頼を寄せている。

50歳にして初の野音ワンマンを決意した彼の心境

 

日比谷野音はサブステージ規模の会場では全くない。

むしろ、ある程度売れてきたミュージシャンが公演を行う、大きな会場である。

 

ではなぜ、彼は50歳記念ワンマンライブを日比谷野音で実行しようと思ったのであろうか。

 

クリトリック・リス50歳記念ワンマンライブ特設サイトには以下のような記載がある。

決してサブステージのパフォーマンスを否定している訳ではなく、

あの一体感をそのままに、大きなメインステージをも沸かすことができる。

自信はあるけど、実績がほとんどなくオファーがこない。

〜中略〜

オファーが無いなら、自分達でやるしかない。

引用元:https://clitoricris-yaon.site/about/

 

サブステージの王様としての地位を築き上げてきたクリトリック・リス。

本人自身は「サブステージ」という枠だけに納まる気はなく、大きなメインステージでもやれるということを証明したい思いが上記の声明から読み取れた。

サブステージのレギュラーポジションからメインステージへのレギュラーポジションを掴むために必要なステップが「日比谷野外音楽堂」というステージでの実績なのだろう。

しかしながら、クリトリック・リスが大きなステージでライブをする姿を筆者は全く想像できなかった。

なぜなら、「クリトリック・リスといえばサブステージ」という固定概念が筆者の中にあったからだ。

今まで小さいステージでしかライブをみたことがなかったし、、、

毎回フロアに降りてくる印象があるし、、、

 

なので、クリトリック・リスが大きなステージでライブをする姿を是非ともこの目に焼き付けたいと筆者は思った。

笑いあり、涙ありだった野音ワンマン当日

こうして実際にワンマンライブを見るために筆者は日比谷野外音楽堂へと向かった。

会場付近では缶ビールやら酎ハイを飲酒してる人も多い。

開演時間から五分過ぎたあたりからスギムによるアナウンスが始まった途端、「ハゲ」というヤジが飛び、一気に会場が温まる。

そして、PA席の後ろからスギムが登場。

定番曲「酒相撲のテーマ」を歌いながら鏡割りを行って、、、

 

飲んだ。

(ちなみに中身は水だった。なんだよ、、、)

 

酒相撲で景気をつけて、RAVEという曲で一気にエンジンをかける。

その後、会場は一気に盛り上がりをみせるが、「柳瀬次長」という定番曲を最後に1部が終了。

 

1部終了時にはヤジのような歓声(?)が湧き上がる。

 

続く第二部がスタート。

その後は「俺はドルオタ」といったライブで盛り上がる定番曲で一気に畳け、ライブ会場は一気にハゲたおっさんに惹きつけられてしまう。

 

そして、会場が完全にスギムの手中に収まった時に「1989」が始まった。

なぜだろう。

この曲が始まってから、このハゲたおっさんが急にかっこよくみえた。

「1989」で涙した人も多かろう。

 

そして最後の曲、「MIDNIGTH SCUMMER」を終え、クリトリック・リスの日比谷野音ワンマンが終わった。

スギムが立ち去った後、すぐにアンコールが湧き上がった。

ミラーボールに照らされながら「1989」を歌うスギム

引用元:

https://twitter.com/sugi_mu/status/1119819826430496768

 

アンコール後、30秒のしない内に戻ってきたスギム。

アンコール時に感極まって泣き出しているスギムの姿をみたら自然と目から涙が溢れた。

 

アンコールの曲は「バンドマンの女」

 

これにてクリトリック・リスの講演は終了。

 

エンディングSEでOASISの「Don’t Look Back In Anger」が流れた。

 

これは感無量だった。

「Don’t Look Back In Anger」はクリトリック・リス自身がサブステージのトリを勤める際によくやる曲なのである。

最後でエンディングSEで会場が一体となり、クリトリック・リスの日比谷野音は大喝采の中終了した。

ライブ終了後も「Don’t Look Back In Anger」をずっと歌い続ける一団もいた。本当に良いライブだったことが彼らの様子からも伺える。

 

ハゲたおっさんは我々を感動させてくれる

日比谷野外音楽堂でワンマンライブを終えて分かったことがあった。

ステージの大きさは関係なく、クリトリック・リスは人々を感動させる力を持った素晴らしきアーティストであるということだ。

#スギム野音 でのハッシュタグで確認できるツイートを眺めていても、かなりの人が感動していたことも確認できた。

#スギム野音 での検索結果

人々を感動させ、満足度が高いライブをするからこそ、クリトリック・リスは皆から愛されているのだ。

パンツ1丁の風貌や「クリトリック・リス」という名称から想像すると、クリトリック・リスはただの変態にしか感じられないかもしれない。さらに、持ち曲も下ネタが多い。

でも、一回騙されたと思ってクリトリック・リスのライブを観にいって欲しい。

クリトリック・リスのライブを観ていく内に自然とスギムの魅力に気づくはずだ。

ライブが終わったらあなたも満足感に満ちて、クリトリック・リスのファンになっているかもしれない。

機会がある時にでも、サブステージでハゲたパンツ1丁のおっさんのライブを体感してほしい。

クリトリック・リスが観れる!直近のオススメイベント

 

・shimokitazawa sound crusing

先述したイベントだ。今年は「クリトリック・リス24」というクレジットで出演する。

今年は一体どんな扱いになるのだろうか、24時間ぶっ続けでライブでもするのだろうか?

例年通りなら何回もステージに立つので、タイテ被りで他のアーティストが見れなくなる心配もないはずだ。オススメです。

チケットはこちら

 

・スギムリアル生誕ワンマン

スギムのリアル50歳生誕を記念するライブが10月29日に渋谷CLUB QUATTOROで開催されることが決まった。

チケット詳細は後日発表

その他、クリトリック・リスのライブ情報は本人のTwitterをチェック

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