ジャパニーズオールドロックの伝説の名曲

ジャパニーズオールドロックには、今の音楽シーンには無い格好良さ、またルーツ音楽などがふんだんに取り入れられている。日本の古いロックを聴いたことの無い人が聴くと、そのトゲトゲしさに痺れること間違い無し!!その一部を紹介していきます。
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これぞ王道!村八分

村八分とは、1969年から1973年まで活動していたロックバンド。なんと彼らの楽曲やバンド名は放送自粛対象になっており、テレビで流れることはまず有り得ません。しかし日本のロックシーンに多大な影響を与えたという過激なロックバンドです。

まずはその村八分の「ぶっつぶせ!!」をお聞きください。

過激な歌詞にバリバリに割れているボーカル、ローリングストーンズを彷彿とさせるブルースロック。これぞ日本のロックバンドのあるべき姿かもしれません。

悟りを開ける!フラワー・トラベリン・バンド

次に紹介するのはフラワー・トラベリン・バンド。まずはその「Satori Part1」をお聞きください。

ピーーーーというノイズからシンバルを弾く音、、そして沈黙を破る「ガァーーーー!!」という叫びに近い声、そこから始まるフラワートラベリンバンドのサウンドはサイケデリックロックそのもの。爆音で聴くと悟りを開けそうですね。

フラワートラベリンバンドは1970年に結成。そして、1972年に解散をしていますが、2007年に再結成をしました。このバンドは錚々たるメンバーで、内田裕也さんジョー山中さんなどが加入していました。亡くなってしまいましたが、、、残念。しかしまさに、日本のロックバンドの大元となったバンドです。ロッケンロー!!

ジャパニーズパンクの原点!INU

次にご紹介するのは町田町蔵率いるINU。彼等の活動期間は1979年から1981年と短いです。しかし彼らの「メシ喰うな!」というアルバムは名盤です。そのアルバムからタイトル曲の「メシ喰うな!」をお聞きください。

現代の日本にはない、元祖パンクですね。サウンドは重くなり過ぎず、歌詞は辛辣です。フロントマンの町田町蔵さんは現在は町田康さんと名前を変え小説家になり数々の賞を獲得しています。小説もとても面白いので是非!

伝説のロックバンド!乱魔堂

乱魔堂は1972年から1973年まで活動していた伝説のロックバンドです。活動期間が短いのもロックバンドならではですね。出しているアルバムは一枚のみで、バンド名がタイトル名と同じ、乱魔堂というアルバムです。その中から「可笑しな世界」をお聞きください。

ほかのバンドに比べると音のトゲトゲしさは薄いですが、各プレイヤーのレベルが非常に高く洗礼されています。また、ギターの洪栄龍さんは数々のミュージシャンと交流があり井上陽水さんや加藤登紀子さんなどのレコーディングにも参加していて、フォークソングのシーンにも多大なる影響を与えています。

知る人ぞ知る!静岡ロックンロール組合

そして最後は、私が1番紹介したかったバンド、静岡ロックンロール組合です!1973年、たった一回の録音を残して幕を閉じたバンドです。

なんと当時メンバー全員高校生!そして、放送室の機材を使い録音したアルバム「永久保存版」このアルバムは100枚しか生産されずに流行ることも無く20年ほど経ちました。しかし90年代に入ってからレコードコレクターの間で話題になり、なんとアナログ盤は10万円以上の価値になりました。そんな伝説のアルバムの中から「シャンのロック」をお聞きください。

決して上手いとは言えない。しかし、そんなの関係ない。楽曲冒頭の「どんなにシラけたコンサートだって俺がいれば大丈夫」その一言に尽きる。謙遜ばかりしている現代の日本に圧倒的に足りていない自信を持つという事、それが過度の自信でもハッタリでも関係なく「俺について来い!」と大声で言える、その姿がロックそのものである。と、私は思う。

まとめ

以上5バンドを紹介致しました。現代日本では失われた荒々しく尖った楽曲がジャパニーズオールドロックには沢山あります。楽器が下手でももがいて、歌が下手でも叫んで、ルーツミュージックを取り入れて、自分達を必死で表現します。

いまでもその姿に惚れ込む人は多いはずです。しかし、この規制され過ぎてる世の中ではなかなかお目にかかれる事が無いのも事実です。そんなジャパニーズオールドロックが衰退しない為にも、これからも紹介していきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします!

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