マーシーの歌詞
マーシーこと真島昌利の歌詞はヒロトの歌詞よりも暗い表現を用いて、社会の闇に触れることが多いです。
代表曲は「TRAIN-TRAIN」でしょう。
土砂降りの痛みのなかを 傘もささず走っていく
いやらしさも汚らしさも むきだしにして走っていく引用:TRAIN-TRAIN/作詞作曲:真島昌利
「リンダリンダ」と「TRAIN-TRAIN」の比較は、両者の違いが分かりやすいと思います。どちらもシンプルな言葉使いであり、「ドブネズミ」が嫌われ者であるように、TRAIN-TRAINは「弱い者」の視点から書かれています。
ヒロトの歌詞には、なんでも乗り越えていける強さを感じます。「リンダリンダ」のパワーたっぷりなサビが思い出されますよね。「ドブネズミ」の力強さ、生命力を賛美していくスタンスです。
マーシーの歌詞では、ギリギリの人間の弱さだったり、かなわない願望だったりを歌っているように聴こえます。TRAIN-TRAINの歌詞にも明らかに社会の闇が書き込まれています。
ザ・ブルーハーツ
マーシー作詞作曲の中で、名曲としてしられる「青空」です。
神様にワイロを贈り
天国へのパスポートを
ねだるなんて 本気なのか?引用:青空/作詞作曲:真島昌利
社会批判的な歌詞を書いていますよね。これこそマーシーが持つ独特の魅力なんじゃないかと思います。「終わらない歌」「チェインギャング」「未来は僕等の手の中」「1000のバイオリン」など、素晴らしい曲を書いてきました。
ザ・ハイロウズ
そしてハイロウズ時代へ、真島昌利が明らかに壊れます。
歌詞のメッセージ性にこだわらなくなったんでしょうか。この「ザリガニ」も曲は最高なんですが、なんという歌詞なんでしょうか…。あまりにもシュールです。マーシーのこの時期の歌詞をぜひ見て頂きたいです。
この時期でわかりやすいのは「青春」という1曲ぐらいだと思います。ドラマ主題歌としてタイアップがあったのです。
クロマニヨンズ
メッセージ性が無さ過ぎて強烈な個性を放つ一曲。主張がメインだったあの頃に比べると純粋に音楽を楽しんでいるような気がします。
今のマーシーは「青空」からは想像もつかないようなシュールな歌詞を連発しています。シンプルさもブルーハーツ時代より増していて…極端に言えば幼稚になっているような気がします。
そしてヒロトの歌詞とマーシーの歌詞…クロマニヨンズでは明らかに似てきてますよね。30年以上一緒に音楽をやっていると強い影響を受けるのでしょうね。(※「エルビス(仮)」のように昔のマーシーを感じる曲もあります。)
純粋になった
社会的メッセージを振りかざす旗手からの脱却は何を意味するのでしょうか。純粋に音楽を表現し、自己の内面を表現していると言えるのかなと思います。
男はいつまでも少年ですから、自己の内面を表現すると幼稚な表現になりますよね…。つまりは加齢とともに飾らなくなったんじゃないかなと思っています。肩ひじ張って反骨ぶらなくても良い時代になったとも言えますね。
おわりに
忘れてはいけないのは、曲あっての歌詞だということです。
彼らの曲はその歌詞じゃないと成立しないな、というものばかりです!彼らの書く曲が、こういった歌詞を自然と求めるようになったのかもしれません。30年以上音楽やってて、その間にシンプルになり続けるってすごいことじゃないですか?
ブルーハーツの良い意味での青臭さ、ハイロウズの二面性、そしてクロマニヨンズの野性味。名前がその時代の表現を的確に表しているのもすごいです。
(ハイロウズは正式な表記では↑THE HIGH-LOWS↓と書く。クロマニヨン人は現代人の祖先とみられる存在。犬を連れた筋骨隆々の原始人で、狩りをしていただけでなく優れた洞窟壁画なども残している。)
コメント
『TRAIN TRAIN+TRAIN』
https://mqube.net/play/20190205910374
まあヒロトにはカリスマ性があると思います。
マーシーはヒロトと別れたら、地元の楽器屋の店員じゃないかなあ。才能は「無い」と思います。
金ヅルヒロトを手放さない根性が嫌らしい。独りでようやっていかんのなら、辞めた方がいいですよ。
いや、マーシ-には「全く才能が無い」と思います。いや、歌は下手だし、ギターは小学生、歌詞も、聖書も読んでいないのにキリストが~、っておかしいですよ。取り柄が無いんですよ。えっ「青空」の詞?あれ、単なる日本国憲法の引用でしょ(笑)
悔しかったらヒロトを一度自由にしてあげて独りでやってみて欲しいですよ。自分の才能の無さを思い知りますから。
いや、マーシーの唯の力は「ヒロトと会えた『強運』」これ一つにつきます。
そうそうそうそうそう、思い出した。
河ちゃんを矛盾だらけの大川に「取られる」程度の、所詮、その程度のヒロトだったのか、という点。
その程度のカリスマなら、そりゃーカリスマじゃないですよ。
大川とか教え、ハチャメチャなんだもの。ヒロトはそれ以下、ってことになっちゃう。
幼稚って言い方はトゲがありますね。
記事の内容的にもシンプルになったで良かったと思いますが。
おぉ。なにげにたどり着いて見たら、コメント欄はクソ以下の吹き溜まりみたいなとこだな。笑
何より楽しんでるんだよ!
楽しいことするのに
一言、二言あれば
それで成り立つみたいな!
そんな
シンプルさだと思うよ!
[…] 偶然、こんな記事「【ブルーハーツ→クロマニヨンズ】加齢とともに歌詞が幼稚になる件」に出会いました。 […]
クロマニヨンズにメッセージ性が無いって記事を結構見るけどそう思わないな。
クロマニヨンズの歌詞に結構奮い立たせてもらったりしてるけどな。
エイトビートは勿論、夜行性ヒトリ、涙の俺一号、チェリーとラバーソウルなどなど。
意味が無さそうな中にある1行だけの言葉だけで充分。
メッセージ性が無いんじゃなくて、よりシンプルになってるので聴く方が感じられてないだけでは?と思う。
クロマニヨンズが1番響くけどなー。
聴く側に意味の解釈を委ねたんだと思うよ。
インタビューとかでも自分たちはボールを投げるだけ
どう捉えるかは聴く人次第って言ってたし、タリホーとか鉄カブト、エイトビート、雷雨決行、生きる辺りはテーマや意味がはっきりしてる。
あとクロマニヨンズの曲は基本的にエモい気がする。
ブルーハーツ の頃の曲も良いけど聴いてる時に感情が揺さぶられるのは断然クロマニヨンズ
やっぱりヒロトが初めてロックに感動した時の感覚を表現したいんだと思うよ。
曲に触れる時は音が最初に感じるものだし、意味は後から知ればいい。触れた瞬間の衝撃を大事にしてるんだと思う。
ブルーハーツでメッセージソングやったら“ダセえやつら”が寄ってきたんで
ハイロウズで方向性模索してクロマニヨンズで現在に至る感じ
ブルーハーツは17歳の時リアルタイムで聴いて最高だったけど
クロマニヨンズのほうが衝動がダイレクトに来て今はこっちが最高
だせぇも何もイカれた感じの演出のステージング(ボーカル)で道徳の時間かよ的な真面目そのものな歌を歌ってるほうがよっぽどだせぇ。自身のダサさを棚に上げてリスナーをどうこう思っていたなら本末転倒にも程がある。