the chef cooks meとは
the chef cooks me(ザ・シェフ・クックス・ミー)は日本の2人組バンドである。
引用:Wikipedia
みなさんthe chef cooks meを聴いたことはありますか?アジカンのサポートで知られるsimoryoが在籍する2人組バンドです。
星野源に似ている
これは僕が勝手に思ってるだけかもしれないんですけど、星野源に似まくってる気がします。まずはアルバム『回転体』より「適当な闇」をお聞きください。
裏声の使い方完璧に一緒じゃね?イントロのホーンのアレンジとか星野源が使いそうですよね!
歌詞の雰囲気も似てる
「適当な闇」というタイトルだったり、この落ち着くネクラ感。絶対に野球部じゃなかったんだろうなこの人、という安心感。星野源に通じるところがありませんか?
例えば「地獄でなぜ悪い」。
この感じ。救いが無いというのがまず前提にあるんですよねどっちも。闇からも地獄からも逃げられないという。
そもそも星野源ファン
先ほどの「適当な闇」「地獄でなぜ悪い」共に2013年の曲でした。
遡ること2年。2011年にsimoryoは星野源の2ndアルバム『エピソード』をその年のお気に入りとして挙げています。インタビューでこのように書いています。
星野源さんのエピソードは、星野さんが細野晴臣さんの「Hosono House」に強く影響を受けたような感覚で僕も影響を受けたのかなぁという気が勝手にしております。
つまりこの頃、モロに影響を受けたのです。「Hosono House」は星野源のルーツとなったアルバムで、若き日の星野源に強い影響を与えた名盤です。この一枚がリリースされていなければ、今の星野源の音楽も無かったでしょう。その星野源の発言を踏まえたうえで、simoryoは上記のように語るわけですから、重要なルーツの一つと言ってよいでしょう。
星野源の音楽から影響を受けたとみられる曲は、この2011年以降からしかません。
3rdアルバムはアジカンのゴッチプロデュース
先ほどご紹介した「適当な闇」を含め、アルバム『回転体』はすべてゴッチのプロデュースです。
この曲にはヴォーカル参加もしているのですが、この曲はなぜかめちゃくちゃアジカンっぽいメロディーですよね。
というか「新世紀のラブソング」っぽい。ゴッチと星野源に影響を受けて、両者の良い所を取り入れたんでしょうね。こうして既存の音楽から影響を受けながら、日本人は新しい音楽を生み出してきたのです。
変拍子の星野源
この曲は同じ『回転体』の「流転する世界」という曲なのですが、変拍子の展開が入ってきてかなり面白いです。ポップスを自分の中で解釈し、別ものとして昇華していることが分かりますよね。色々な影響元を挙げられるでしょうが、それも含めてこの組み合わせはかなりオリジナリティ溢れるものでしょう。
マリンバといえば星野源のイメージですよね!
※星野源は2000年から活動しているSAKEROCKというバンドでギターとマリンバを担当していました。
最も似すぎていた曲
まぁここまでは、the chef cooks meが星野源をリスペクトしていた、というよくある話なんです。しかし事件はその3年後、2016年に起こる…。
星野源が「恋」をリリース
星野源が2016年10月5日(水)にあの大ヒットシングル「恋」を発売します。そしてあの新垣結衣と共演した『逃げ恥』は10月11日が初放送でした。
この曲はWikipediaにも記載されているとおり…
曲中で使用された楽器についてストリングスやマリンバを挙げている。また、イントロには二胡が使われている。
引用:Wikipedia
いつものストリングスやマリンバに加えて、なんと中国の楽器である二胡が使われていることが特徴的で、曲全体にアジアンテイストが付与されています。それではこの時期のthe chef cooks meを見てみましょう。
まさかの中国かぶり
思いっきり中国やないかい!
中国を前面に押し出しています。しかし発売は2016年の10月2日(日)。なんと星野源の「恋」を上回っています。映像はポプテピピックで話題になったAC部。
結論
the chef cooks meは星野源への尊敬のあまり、星野源を先回りしてしまった。
参考にした相手を上回るスピードで曲を作ってしまったわけですよ。こんな奇跡ありますか?これ邦楽史上に残る珍事件だと思うんです!この記事について感想も頂いてます!
— ふじやま (@tekitou_na_yami) 2018年4月14日
ほなさいなら…。
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コメント
初めまして。コメント失礼いたします。
最新世界という曲、私はくるりすぎる!と感じました。
ただの名誉棄損で草
恋と最新世界心心相印、全然違いますわ!笑笑
まず、メロディを細かく分析するって言うなら、正確に音を取って欲しいです
恋は
ミソミソラーソミドーレーミー
ミソミドシーラソラーソードーレー
最新世界心心相印は
ミレミラソドドラドーレーミー
ミレミドシソソミレーソーミー
サビの後半2小節でドシへ上がって下がるのも、そんなに珍しくないような?具体例はパッと出てきませんが
百歩譲ってその箇所で受ける印象が似ているとしても、その後のメロディ展開が違いますよね。
恋が同じ音型の繰り返しで、よりキャッチーなのに対し、他方はサビ5小節めから別のメロディに展開してます。
間奏に至っては、ギターリフが中心に据えられているくらいしか共通点がないかな?と思います。
そもそも、テンポ、リズムの取り方、コード進行、音色のチョイスも、何もかも違いますよね。
サビのメロディの一部が似ている、それも、そこまで珍しいアイデアではない部分が似ているだけで、似過ぎ!というのは、あなたがよく聴いてなさ過ぎなのではないですか
私はどちらの曲もすごく好きなので、一方を大して聴いてもいない人が、似すぎ!と言っていることに無性に腹が立ってしまいました。
ご指摘ありがとうございます!私が言いたいのは中国ネタで被ってすごい!的な話だったのですが、なぜかメロディーがどうこう言ってしまって、星野源とTCCMが本気で似てるって言いたい人みたいになってしまってました!該当箇所削除しておきます、ご連絡ありがとうございました!