【ドリームポップ】大豊作な日本のシューゲイザーバンド13選

シューゲイザーは日本でどのように演奏されているのか…!あえてマイナージャンルに挑んでいるバンドたちをご紹介!
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羊文学

2022年、再注目ともいうべきロックバンド・羊文学。アニメ『平家物語』のOP曲「光るとき」はガチだ。タイアップ曲なのに忖度なしのシューゲイズサウンドで、タイアップでは珍しい6分弱の長尺。彼女たちらしいヴォーカルエフェクトがかけられていて、歌が反響しているように聞こえる。よく聞けばドラムのシンバル(0:15~)にもリバーブがかけられている。1:30~で強い存在感を出しているタンバリンはシューゲイザー的である一方で、平家物語的でもある(なんというか仏教っぽい)。

曲が本格的にシューゲイザーなだけでなく、歌詞も上記アニメの骨子となる部分をストレートに突き刺していて、本当にすごいバンドだなと思う。きっと彼女たちはこの後も伸び続けるだろう。

anemoneyouth

ノスタルジックな1曲。80年代のアイドルソングっぽさとドリームポップのサウンドが融合しています。要になっているのはレトロな音のシンセサイザーかな?曲は洋モノっぽいのに、メロディーは極めて日本的な感性で作られていて…素晴らしい!

東京発のドリームポップバンドanemoneyouth(アネモネユース)、これはシティポップブームの次の潮流を作っていってくれそうな予感がします。

5月に公開の新曲

都会の閉塞感と片想いをテーマにした、きらめく音像が揺れるネオポップシューゲイザー

引用:YouTube

シティポップの流れからスムーズに移行できそうな、音やテーマですよね。シティポップの文脈が持ってきた幻想を、シューゲイザーに特徴的なドリーミーなサウンドに乗せていくのです。これは絶対売れる!

For Tracy Hyde

コード使いがお洒落な1曲で「ノイジーなのに爽やか」なのか「ノイジーだから爽やか」なのか。良いポップスに優れたコード進行が伴うのは、J-Popもシューゲイザーも同じなようですね。そしてヴォーカルのあざと過ぎるくらい素朴な感じが良い。ヴァーチャル空間にしかない青春、本当は実在しないんじゃないかと思えるくらいの透明感を僕たちに抱かせるのです。

青春小説の影響を受けた歌詞が特徴

引用:Wikipedia

とはWikipediaさんのお言葉。歌詞の秘密が青春小説にあるようです。

アイドルをプロデュース

「あたたかくて甘い海」を作曲した2人はFor Tracy Hyde(フォー・トレイシー・ハイド)の活動を超え、シューゲイザーアイドル・・・・・・・・・(ドッツトーキョー)に曲を提供しています。

シューゲイザーの要は2つあって、残響するノイズと、曲を実験音楽のようにさせないポップさだと思うんですよ。アイドルへの楽曲提供は後者を磨きつつ、長い目で見てシューゲイザーのシーンを広げていくという、メリットだらけの活動なのです。

Film Bleu
For Tracy Hyde
Pヴァイン・レコード

Ethel feels

男性メインヴォーカルに女性コーラスのバンドで、歌メロによってエモーショナルな展開を作っていて最高です星野源を彷彿とさせる声やキャッチーなメロディが特徴的。Ether Feels(エーテル・フィールズ)は大阪のシューゲイザーバンドで、現在活動停止中。とあるインタビューでは、シューゲイザーとJ-POPの融合を目指すと語っています。

BROTHER SUN SISTER MOON

音がめちゃくちゃ本格的な大阪のバンド、BROTHER SUN SISTER MOON。自由に動き回るギターの音がサイケでドリーミーです。

サイケデリック・ロックからドリーム・ポップ(※)への過渡期であった80年代の表現が、最近のインディー・ロックマナーに乗っ取って先祖返りしてきたみたいな。ヴォーカルの声が外国人みたいで、それが邦楽の先端を走っているバンドたち(DYGLとかTempalayとか)と共通してて期待大。

各種サブスクでも配信中

※ドリームポップ:シューゲイザーの元となったジャンル。暴力的なノイズがはいるとシューゲイザー、そうでないならドリームポップという感じだが、70%ぐらいは被っているジャンル。

cruyff in the bedroom

超壮大なシューゲイザーcruyff in the bedroom(クライフ・イン・ザ・ベッドルーム)は大阪のシューゲイザーバンド。YouTubeなのに音の圧がすごいです。しかし彼らに限らず、本記事のバンドはお気に入りのヘッドホン/イヤホンで聴いてほしいところ。願わくば生演奏で。

17歳とベルリンの壁

この歌詞が聞き取れない感じ、原点に忠実なシューゲイザーです。でもどこかスペーシーなサウンドもあったり、強烈な轟音があったり、ライブで見てみたいバンドです!

スプール

退廃的で美しい世界観が特徴的です!4ピースのガールズバンドなのですが、全員女の子でこういう音楽やってるのって珍しいですよね!

Luby Sparks

どこか懐かしさを感じるきらびやかな音像が印象的なバンド・Luby Sparks。心地よいサウンドスケープでもって、ドリームポップを現代的に再解釈しているような彼女たちは、アメリカ6都市ツアーを始めとして、イギリス、中国、タイなど様々な国で演奏しており世界を視野に入れて活動しているバンドである。今後のドリームポップを追いかける中で、最重要バンドの一つと言えるだろう。

Oeil

いい感じにエモーショナルな女声のシューゲイザーと出会いました!東京発のoeil(ウイユ)です。2007年に1stEPをリリースしている10年選手!

良い音してますよね!どこかノスタルジックなのがツボです!気怠い爽やかさがこれからの季節にぴったりですね!

きのこ帝国

オルタナティブ・ロックに関してガチな佐藤千亜妃が作詞・作曲を手がけるバンド。この曲ホントに好きです。ギターのあーちゃんもドラムスティックでギター弾いたりするオルタナガチお姉さん。声がシューゲイザーと相性いいですよね!

ちなみにノイズパートは、コーラの炭酸の音やテレビのノイズ、歪ませた悲鳴などなどを多重録音しているそう。とんでもないこだわりです。

スーパーカー

初期はシューゲイザーからの影響が濃かったスーパーカー。なんとこの曲を含むアルバム「スリーアウトチェンジ」を作ったとき、メンバー全員19歳です。青森のバンドが19歳で作ったアルバムが、邦ロックに影響を与え続けている…これはすごいことですよね。

スピッツ

デビュー当時はRideを目指して「Ride歌謡を作る!」と言っていた草野マサムネ率いるバンドです。

※Ride:シューゲイザー御三家と呼ばれる伝説的なバンド

ルーツの一つにシューゲイザーがあるからか、伴奏がやたらノイジーですよね。この曲ではサビでいきなり轟音になるので、シューゲイザーのマナーに乗っ取っていると言えそうです。

おわりに

正直これシューゲイザーなの?みたいな曲もあったかと思います。しかしファンクがJBの時代からEarthの時代へと変わっていったように、シューゲイザーも変わっていくものだと思っていて、今回は広めに選んでみました。

もっと聴きやすくなっていくのか、機材の発達でより難解になっていくのかはわかりませんが…確実にシューゲイザーは変わっていくと思います。

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今はパソコンで完璧な音が作れてしまう時代なので…。

そんな中で2017年には、御三家のRideとSlowdiveが立て続けに新譜を出しました。今賑わいつつあるジャンルなんじゃないでしょうか。今後シューゲイザーがどう変わっていくのか楽しみですね!それでは!

 

コメント

  1. しゅんすけ より:

    最近シューゲイザーハマりだしたので、参考になりました!

    She, in the hazeもおススメですよ!
    シューゲイザー以外にもラウド要素やエレクトロな要素も入っていて、なかなか一言では表現できない感じです!
    めちゃくちゃカッコいいですよ!
    https://youtu.be/Z27wd8WNk0k

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